コ−ヒ−豆は、挽いた瞬間から猛スピ−ドで酸化を始めます。
挽かれて表面積が1000倍以上になったのですから、当然豆のままよりはるかに劣化が速いのです。
試しに、挽いた豆を20分放置してみてください。確実に味が変わっているはずです。
挽いた豆を保存するのは、誰がやっても極めて困難なものなので、密閉容器で冷凍保存しても、飲む時に常温に戻してからふたを開けないと、今度は結露で劣化するためすぐ飲めませんから、しばらく待たねばなりません。
そんなに面倒な事をするぐらいなら、ミルで挽く方がず−っとてっとり早い!
第一、味も香りも全然違います。
挽いた豆はどんな事をしても、せいぜい4〜7日しか保ちませんので、挽豆の販売は当店のポリシ−には合わないと考えております。
挽豆はお客様にとって、決して得な買い物ではありません。
200gの挽豆を4〜5日のうちにお飲みになるお客様がそうそうおいでになるとは思えないのです。
それともうひとつ理由があります。異論がある方もおいでになるかも知れませんが、経験上、焙煎したての豆を挽いてしまうと熟成する前に酸化して、おいしくならないと思います。
そのかわり、信じがたいほど安価で高性能なミルを用意しておりますので、ご検討ください。
ミルは非常に大事で、そのミル固有の粒状の構成割合で味に違いが出ますから、何でもいい訳ではありませんが、お勧めするミルは微粉が少なく、いい味が出ます。
コ−ヒ−を、おいしく飲んでいただく早道は、お飲みになる直前にミルで挽く事なんです!
断言できますが、コ−ヒ−に対する認識が変わりますよ。
乱暴な言い方かも知れませんが、豆のままなら、3週間程度はおいしいままで充分保つのです。
『お客様に損はさせたくない。』、それが cafe むさしの の良心だと確信しております。
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